はじめに
 神奈川県立こども医療センターの心疾患治療チームは当センターが設立された1970年より診療を開始し40数年の歴史をもつ我が国では最も歴史のあるチームのひとつで、現在まで計8000例の心臓手術を行ってきました。特に、ここ10年の症例数の伸びは顕著で、カテーテル件数で1.5倍の年間400例、手術件数では2倍強に達しました。心房中隔欠損症に対するカテーテルによる閉鎖術例数の多さや、世界的に認められたいくつかの斬新な外科治療法の開発など、我々循環器チームは我が国の小児循環器治療を牽引する存在です。また、治療成績においても秀逸な成績を挙げ、全国的にも、世界的にも認められています。 当センターの特筆すべきもうひとつの特徴は先天性心疾患の胎児診断例数の多さです。正確な統計は我が国にはまだありませんが、日本でもっとも多く胎児心エコー検査による胎児診断をおこなっており、胎児診断された心疾患の新生児手術症例がもっとも多い施設と思われます。他施設では治療できない出生直後に死亡する最重症例を、正確な胎児診断をもとに計画的に娩出させ、外科治療を施し救命しています。同じ心臓病と言っても、それぞれ違います。一人一人に見合った内科治療や外科治療を行う事で、より良い医療を求めてゆきたいと考えています。           
心臓血管外科部長  麻生 俊英
循環器内科部長   上田 秀明
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神奈川県立こども医療センター

循環器内科・心臓血管外科

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